■ 昭和のクルマ
我が家にある「昭和の車」のことでも書いてみようかなぁと思い、
妻のブログの一部を借りて始めてみました。
■ クルマの紹介
昭和63年式のサバンナRXー7(FC3S)を色々ありましたが、家
族の理解のおかげで30数年、早いもので人生の半分以上を共にさせ
て貰ってます。
■ なぜRXー7?
中学生の頃、RXー7(SA22C)のCMを見て、初代RX-7の愛称
である「ロータリー・ロケット」がなぜだか気になり、色々調べてい
くうちにエンジンが通常の形とは違い、小排気量なのにハイパワーな
「ロータリー」だということを知り、「大人になったら乗ってみた
い」と思った事を覚えています。
そして高校生の時にマツダディラーに勤める叔父から、RXー7が
フルモデルチェンジするからと、カタログを貰い、一眼見た瞬間あま
りの格好良さに「大人になったら乗ってみたい」から「大人になった
ら絶対乗る」と心に誓ったことが始まりです。
■ 購入に一苦労
「大人になったら絶対に乗る」と決めて、学生時代にアルバイトに
励み頭金も準備し、就職も決まり、いざ購入となった時、両親から猛
反対されてしまいました。買うと決めてから一生懸命準備していたこ
とを知っていたのに、いざ買うとなったら「スピードが出る」「危な
い」「燃費が悪い」などなど色々な理由で猛反対です。
私も親の立場になり反対する気持ちが良く分かりましたが、当時は
両親の意見など聞く耳持たず、勝手に買ってくる寸前のある日、「そ
んなに欲しいなら、叔父さんのところへ行って相談してみたら、安く
なるかも?」と突然の優しい言葉!!その優しい言葉を真に受け次の
日、購入する気マンマンで叔父さんとの商談に向かいました。
■ 一年間我慢することに
「やっと憧れの車が買える」「きっと安くしてくれる」と喜び勇ん
で商談に向かいましたが、世の中そんなに甘くはありません。
まずショールームで叔父さんから、購入資金や、購入後のガソリン
代、車検等メンテナンス代の事など話し、これから見積もりとなる頃
「会社には上司や先輩等色々な人がいて、これからお世話になる立場
の新入社員がいきなり、何百万もする新車で出社して来たらどう思う
?」と一言!!
ん?それはそうだ・・・と思いましたが、どうしても欲しい私は、
出勤は車ではしないから・・・と言ってはみたりしていましたが、叔
父さんから「一年間待ってみろ、協力するから」と言われ渋々お店を
出て、駐車場で叔父さんに「一年後、絶対来るから!!」と約束し分
かれました。
■ 一年後
おかげさまで新入社員として上司や先輩に可愛がられながら、「1
年後にはRXー7を買う」と社内中に言いふらしモチベーションを保
ち、ボーナスも全額貯金し長い長い一年を耐え忍び、改めて叔父さん
の所へ!
ここまで来れば反対する人は誰もいません。全員味方です。全力で
叔父さんの所へ行くと叔父さんは「本当に来たな?」と少し慌てた様
子でしたが味方です。高い買い物ですので何とか安くなる方法を模索
してくれる事になりました。
しばらくして、県外のディーラーで登録されたばかりのRXー7が
見つかったと連絡があり詳しく話を聞くと、
・走行はして無いものの一度登録されている
・白色で、グレードはGTーR
・ディーラーオプションのエアコンが箱に入ったまま付いてくる
と好条件でした。
色は初めて見たカタログの表紙と同じ私の希望色の白色ですから問
題ありませんし、RXー7はグレードに関係なくロータリーエンジン
が搭載されているのでグレードも気になりません。それどころかディ
ーラーオプションで十数万円するエアコンが箱に入ったままトランク
ルームに保管されているとの事、こんなチャンスを逃すわけにはいき
ません。
即購入が決まり、その他付いてないカーステレオやトノカバー等の
オプションは叔父さんのが追加料金なしで付けてくれました。
両親もローンの金利が勿体ないという事で、足らない資金を貸して
くれ無事購入する運びになりました。
県外から叔父さんの勤めるディーラーにRXー7が運ばれた後、反
対していた父親が足繁くお邪魔してRXー7を眺めていたことを後か
ら聞き、車好きは父親からのDNAだと確信した事を覚えています。
■ みなさんのおかげです
無事RXー7が購入できたのも、現在も所有が出来ているのも、家
族皆のおかげです。ハタチそこそこで一生物を手にする事ができた
事に感謝しています。
つづく
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