日南(ひな)じゃばらって? その2

ひなじゃばら

■ まさか栽培することに
  「じゃばら」を食べて長年悩み続けていた花粉症が嘘のように改善
 した事に感謝し、購入先の方にお礼を伝えてお話しを聞かせてもらっ

 たところ、なんと私達が住んでる地域が、「じゃばら」栽培の気候に
 合ってるとの事!!
  栽培を勧められた事もあり、せっかく田舎暮らしでわずかながらで
 も土地があるんだから、「じゃばら」を育ててみようという事になり
 ました。

■ 育て方
  柑橘類を植えたことも、育てたこともない私ですが、便利な世の中

 です。まずはネットで「じゃばらの苗木」を探してみました。探して
 みると、いろいろなサイトで販売されており、サイトから苗木を買っ
 て植えて見ようかとも思いましたが、苗木が育った地域と私の住んで
 る地域の気候が違えば元気に育たないのでは?と思い、折角なら私た
 ちに‘効果的面‘だった「じゃばらの木」であれば気候も同様で間違い
 なく‘効果的面‘の「じゃばらの実」ができるはずと思い、苗から育て
 るのではなく、種から育ててみようと思い調べてみたところ、柑橘系
 の果実は台木という方法が多く用いられている事を知り、苗や種から
 ではなく、台木から育て始める事にしてみました。

■ 台木ってなに?
  柑橘類を植えたことも育てたこともない私が、いきなり台木から

 育てる事になりまずは台木探しからスタートです。
  ネットで調べたところ柑橘系の台木には、「カラタチ」や「柚子」

 などが適しているらしく、ネットで台木を購入しようと思い検索して
 みましたがタイミングが悪く、何処も売り切れで購入することができ
 ませんでした。
  そこで父の記憶を辿り近所の山や河原を「カラタチ」を探して散策
 してみましたが見つかりません。50年ほど前には彼方此方に生息し
 ていて、生垣にも使われていたようですが見つけることはできません
 でした。
  そうしていたところ、畑の隅に母が植えた「柚子の木」が1本だけ

 ある事を知り、観葉植物等を増やすため経験した事のある“挿し木“
 により台木を作る事にしました。
  まずは「柚子の木」から“挿し穂(さしほ)“を作り、“挿し木“し、
 そして“台木“を作るという気の遠くなる様な計画の実行です。


挿し木をしてみた
  柚子の木から挿し木に使うための“挿し穂“を準備します。挿し木用
 に生長している新しい茎を選んで、先端から3節程度残してカットし
 15~20cmくらいに切り分けた挿し穂を2つ程用意しました。
  その後、挿し穂を1、2時間程度水につけた後、下穴を開けてから
 土に挿し、枝が柔らかいので折れないように割りばしで補助しまし
 た。土に挿したら水をたっぷり与え、風通しのよい明るい日陰に置
 いて管理です。

残念ながら
  土の表面が乾燥してきたら水を与えるなどして乾燥には気をつけて
 いましたが、残念ながら発根する事はなく枯れてしまいました。
  何事も初めから、そう上手くはいきません。

                             つづく
  

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